健康にいい夏の食べ物[ 鰻・うなぎ ]
連日記録的な猛暑が続き、夏バテ気味の方も多いと思います。
夏バテは、自立神経の乱れが影響し、
食欲不振や倦怠感、不眠、めまいなどをおこします。
夏バテを予防するにはしっかりと栄養を摂り、
暑さに負けない体力作りが大切です。
そのためにも今回は、
夏バテに効果があるといわれている鰻について紹介しましょう。
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目次
◻️ 鰻の栄養と健康効果
◻️ 土用の丑の日って?
◻️ 土用の丑の日になんで鰻を食べるの?
◻️ おわりに
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◻️ 鰻の栄養と健康効果
鰻のスタミナ食の由縁は、
なんといってもビタミンの豊富さが上げられます。
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12といずれも含むため、
エネルギー代謝を良くし、体調を整えます。
また、ミネラルではカリウム、カルシウム、鉄や銅も含みます。
もちろん魚類ですからタンパク質の供給源となり、
白身魚でありながら豊富な脂質は味わいからもわかると思います。
魚油を摂取するにも適した食材です。
鰻はうな重で楽しみますが、糖質を代謝するビタミンB1が豊富ですから、ご飯をエネルギーに変えるのも効果的です。
◎ 粘膜にいいビタミンA、ビタミンBが豊富
脂溶性ビタミンのビタミンA、ビタミンBも豊富で、粘膜を健全に保ち、抗酸化作用も発揮してくれます。
◎ 豊富な栄養素で組み合わせも抜群
カルシウムとカリウムの吸収を促すビタミンDの両者を含んでいたり、貧血予防に欠かせない鉄や銅と合わせて造血作用のあるビタミン12も含んでいます。栄養素の豊富さはもちろん、組み合わせの良さも優秀です。
魚から摂取したいEPAやDHAを摂取するにも鰻は適しています。血中中性脂肪の低下や血栓予防に働き、動脈硬化の予防につながります。
これだけたくさんの栄養素が含まれる鰻ですが、
ビタミンCや食物繊維は含まれておりません。
サラダと一緒に食べるなど、
鰻に不足している栄養分を
補えるものと一緒に食べるようにしましょう。
◻️ 土用の丑の日って?
土用は雜節( 季節の変化の目安となる日 )のひとつで、
そして、昔の暦では日にちを十二支(子・丑・寅・卯… )で
数えていました。
つまり「土用の丑の日」とは、
土用の期間におとずれる丑の日のことを意味します。
◻️ 土用の丑の日になんで鰻を食べるの?
夏の土用は一年のうちでも最も暑い時期。
江戸時代には、「土用の丑の日」を重視し、
この時期に薬草の入ったお風呂に入ったり、お灸をすえることで、
夏バテや病気回復に効き目があるとされてきました。
そのひとつで、栄養たっぷりの鰻も食べるようになりました。
◎ 平賀源内が仕掛け人?
実はこの風習は、
江戸時代の万能学者・発明家「平賀源内」が
仕掛けたという説があります。
鰻の本来の旬は冬、
源内の知り合いの鰻屋が夏に売り上げが悪くて困っていたところ、
店頭に「 本日、土用の丑の日、鰻の日 」という
張り紙をするように発案。
これが、大当たりし大繁盛。
「 丑の日 にちなんで
「う」からはじまる名前の食べ物を食べると夏負けしまい」
という言い伝えと相まって、
夏の土用の丑の日に鰻を食べる風習が世の中に広まり、
定着していったとされています。
◻️ おわりに
夏バテに効果がある鰻ですが、
値段も高いし、天然物は漁獲量も減ってきており、
複雑な気持ちになります。
しかし、この暑い夏を乗り切るために、
一度は食べていただきたい日本の風物詩ですね。
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